便秘は美容にも健康にもよくありません。
便秘解消はさまざまな方法によって気長に行う必要（場合によっては医師の診断を受けて投薬を受ける必要なども）がありますが、乳酸菌を含む食品を摂るということもひとつの方法です。
乳酸菌はヨーグルトや各種乳酸飲料、みそ、しょうゆ、漬物などの食材に含まれている細菌です。

乳酸菌は一体どのようにして便秘を解消してくれるのでしょうか。
私たちの腸には３グループの細菌が存在しています。
体に良い影響を与える善玉菌、体に悪い影響を与える悪玉菌、そして善玉菌と悪玉菌の数によってその性質が変わってしまう日和見菌（ひよりみきん）です。
善玉菌が増えれば腸内環境が綺麗なものとなり、体の調子がよくなります。

そして便通も良くなります。
一方で悪玉菌が増えれば腸内環境は悪化し、便通も悪くなってしまいます。
つまり、便秘へとつながってしまいます。
また、悪玉菌が増えれば、それとセットになって日和見菌が悪玉菌へと変わってしまいます。
この3グループの細菌のうち、善玉菌が増えれば、便秘解消の効果が期待できるということになります。

そして乳酸菌は腸内に届くと善玉菌を増やす活動をしてくれます。
その結果として、乳酸菌をたくさん取ることで便秘解消の効果を期待することが可能となります。
良質な乳酸菌の摂り方のポイントとしては、ヨーグルトやちーずなどの動物性のものよりも、漬物やおみそ汁、酒麹などの植物性のものが生きたままの状態で腸に届きやすく、健康効果を期待することができます。
（例えば、何十年もぬか漬けを食べ続けている方の腸はとても綺麗であると言われます）

便秘解消の一つの方法として、乳酸菌を含む食品を摂取されてみるということが強くおすすめできます。
また、食品に限らず、乳酸菌サプリメントを利用されることも、効率的な方法です。
ご自身の生活スタイルや食べ物のお好みなどに合った方法で乳酸菌を摂られることで便秘解消の一助となればと存じます。