殺菌

乳酸菌とカルシウム不足解消について

カルシウムは体の骨を作るという大事な働きをするとともに、神経をリラックスさせて精神安定作用をもたらします。
いわゆる「カルシウムを摂るとイライラがおさまる」と言われるものです。
カルシウムは体と心の双方の成長にとても役立つ要素です。

しかし、日本人は慢性的にカルシウム不足といわれます。
これはカルシウムが豊富な魚の摂取量が減っていること、
同時に魚から摂取できるカルシウムの量はあまり多くないこと(カルシウムの体内摂取率が少ないこと)が大きな原因です。

カルシウム不足を補うことができる健康食品や食材(チーズなど)も数多くありますが、ここでは乳酸菌を含む食品によるカルシウム補給について見ていきたいと思います。
「乳酸菌」と「カルシウム」というと何となくイメージとしては、「関係がありそう」「いや、実は関係がなさそう」で、というどちらもの感じがされるのではないかと想像します。
結論から申しますと乳酸菌とカルシウムは関係があります。

乳酸菌を含む食材を食べることでカルシウム摂取にはとても効率的なものとなります。
乳酸菌には、カルシウム吸収を促進させる効果が期待できます。

乳酸菌の主要な働きは乳酸というエネルギーを分解して体に摂取しやすくするという働きです。
そして、分解された乳酸はカルシウムの吸収を効率化させます。
つまり、間接的にではありますがカルシウムの吸収を促進させる働きがあるということができます。

カルシウムは実は非常に吸収率が低い栄養素です。
例えば、カルシウムの吸収率が非常に高いチーズであっても約50パーセントです。
小魚などはおおむね20パーセントしか体に吸収されません。
乳酸菌を摂ることでこの吸収率を非常に高いものとすることが可能となります。
そのため、ヨーグルトやぬか漬け、みそなどを食べる習慣をつけることで、体に重要な働きをするカルシウムを効率よく吸収する体を作ることにつながります。乳酸菌は体に良いので継続したいものです。

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