殺菌

乳酸菌とストレス解消の関連性

乳酸菌とは、糖を分解する働きを持つ細菌のことを指します。
その発見は今から約160年前の1857年にさかのぼります。
(発見したのはフランスの細菌学者・パスツールです)。

しかし、乳酸菌の効能に関しては今でも完全には解明しつくされてはいません。
体内に存在しているものだけでも、種類ベースでは数百種類、数ベースでは100兆のものが存在していると言われます。
このような莫大な種類・数がある乳酸菌ですので、その働きなどはまだまだ研究の対象となっています。

しかし、乳酸菌に整腸作用があること、つまり胃腸の働きを良いものとして便秘解消などに効果があるということはわかっています。
同時に、この整腸作用が精神的なストレス解消につながっているのではないかという考え方もあります。
どういうことかといいますと、乳酸菌の摂取により唾液(つば)のコルチゾールという物質の増加が抑えられるということが判明しています。
そして、コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれ精神的なストレスの原因となります。

このコルチゾールの分泌を抑えることから精神的なストレス解消に役立つといわれています。
また、十分な根拠があるとまでは言えないものの、腸の働きが悪くなると体全体の調子が悪くなり、ひいてはストレスを感じやすくなると言われています。
そこで、整腸作用がある乳酸菌を摂ることで腸の働きが良くなりひいてはストレス解消・防止に役立つのではないかという理解があります。

これは、十分に根拠があるかどうかはまだまだ検討対象と言えるかもしれませんが、東洋医学的には体の不調が精神的な不調とも連動すると言われますし、経験的にも胃腸の調子が悪ければストレスを感じるということは実感できることと言えます。
その意味で経験的にある程度正しいことなのではないかという推測は十分に立つと言えます。
乳酸菌がストレス解消効果があるかどうかという点についてはまだまだ未知の部分もあるものの、相応に正しいものと考えることはできると言えるでしょう。


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